6. 人工生命
Artificial Life
「あり得る生命」を人工的に作り出すことによって、機能としての生命の本質について理解を深める。
1987年 国際ワークショップ
- 科学的立場
- 生命に対する理解を深める
- 工学的立場
- 生命現象にならった人工物の設計論
- 芸術的立場
- 生命を感じさせる映像や音楽を作り出す
- ウェットウェアアプローチ
-
- 高分子化合物を使った化学反応→物質代謝、自己増殖などの生命現象を再現する
- 試験管内での進化を実験する→人工細胞
ソフトウェア
6.1 セルラーオートマトン
- セル: ある時刻
t
に状態s
をとる
- 次の時刻の状態:
s
t+1
- 近隣のセルの状態をもとに、あらかじめ決めておいた遷移規則により変更 (すべてのセルに同時に適用)
生きているかのような形をつくることができる
状態の遷移の結果位置が徐々にずれていく→グライダー
6.2 発達システム
生物の成長過程をモデル化
例) L-システム 植物の発達プロセスを形式的に記述 (binary treeとか)
6.3 人為選択による創造支援
GA (Genetic Algorithm)
6.4 生態系の進化
生物進化における適合度→個体が子孫を残せる確率
環境と個体の相互作用
- コロニーの形成
- 有性生殖
- 捕食関係
- 寄生関係
- 共生関係
人工生命: こういうものをコンピュータ上で行う
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